言葉を理解できない有識者たち

とある秋の日の会話。

○:教育委員会としては、本当にご苦労様です。
■:はい、一生懸命頑張っております。
○:どうですか。
■:日本中の学校に国旗を上げて国歌を斉唱させるというのが私の仕事でございます。
○:ああそうですか。
■:今頑張っております。
○:やはりあの・・・、その、強制になるということでないことがね
■:ああ、もう、もちろんそうです。
○:望ましいと
■:ほんとにもう、すばらしいお言葉をいただきましてありがとうございました。
○:どうぞ元気で。
■:はい、ありがとうございます。


これを聞いてコメント。
Aさん「趣旨は、自発的に掲げる、あるいは歌うということが好ましいと言われたのだと思います」」
Bさん「国旗・国歌については、喜んで自発的に掲揚したり斉唱したりすることが望ましいということを述べられたのだと思う」
Cさん「国旗・国歌(の掲揚・斉唱)は自ら進んで行うのが望ましい、というお気持ちをおっしゃったのだと思う」
Dさん「都教委がやっていることは強制ではない。国が決めたことを公務員として、義務として行うかどうかの問題だ」
Eさん「君が代というのは天皇をほめたたえる歌なんですね。しかしそれ が強制的に(君が代を)歌いなさいと言う風に言われることについて、『問題だな』という風な気持ちをお伝えになった。極めて一般的なお話だと思います」

「言葉」が軽んじられている時代というのはこういうことを言うのだと改めて思います。いやいや、ほんとに。