2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

スマトラ島沖地震募金追加情報と各国・日本の支援について

最初に新しいNGOの募金情報から。■(特活)BHNテレコム支援協議会「スマトラ沖地震緊急支援募金」また募金に関するNGO団体の評価についての記事がブログにありましたので、海外のNGOではありますが、募金される方の参考にしてはいかがでしょうか。☆「インド…

続々・スマトラ島沖地震募金情報

スマトラ島沖地震は日を追うごとに亡くなった方、行方不明の方が増え続けている。共同通信によると、その数は6万3千人を越えると言います。まだおそらく増えていくでしょう。とりわけ反政府組織の影響力の強いスリランカの地域の被害状況が明らかになるに…

続・スマトラ島沖地震募金情報

さまざまなブログで情報が流れています。いいことだと思っています。こうしてネット上で様々な情報を共有していけるといいと思います。このブログにコメントやTB、リンクを張って頂いている方に感謝すると共に僕もいろいろと繋がっていきたいと思っていま…

スマトラ島沖地震募金情報

スマトラ島沖地震は現在最新情報では、死者は2万2千人を越え、日本人も20人以上が行方不明になっているようです。亡くなった方も1万人を越えたスリランカを筆頭に、インドネシアやインド、タイ、マレーシア、モルディブ、ミャンマー、ソマリア。バングラ…

スマトラ島沖地震募金情報

インドネシアを中心にインド洋で昨日大地震が起きました。某メルマガにも書いたのですが、今年の国際協力に関する一番最初の出来事は昨年末のイラン南東部地震への緊急支援でした。これも昨年ですが12月26日に発生しました。マグニチュード6.3のイランでの地…

NPO/NGOを支援する

市民が主体となった社会活動団体として日本では「NPO(非営利組織)」という言葉が定着してきました。僕はブログのタイトルにある通り「NGO」という言葉の方を多用しますが、日本では、「NPO=国内、NGO=国外」に活動の視線を持つという感覚が広がっています…

政府予算とスーダン

平成17年度の予算案が閣議で決定しました。毎日新聞の社説に言わせると「自己破滅型」という今回の予算は、赤字国債は4年ぶりに減少したとはいえ、整備新幹線を初めとするインフラ整備に多大なお金を使い、結局予算の半分は国債という悲しい感じです。日本…

たすけあい募金〜募金と国際協力

先週末に佐賀に行く際に博多駅に行くと、駅前には同じジャンパーを着た人たちが「歳末たすけあい運動」と称した募金活動を行っていました。佐賀駅に降り立って外にでると、そこには「海外たすけあい義援金」の募金活動を行っていました。「歳末たすけあい運…

犠牲になるNGOスタッフ、混沌のスーダン

久しぶりにスーダンの話題です。もちろん、以前としてダルフールでの軍事紛争は続いているようで、休戦協定が守られていないことをアフリカ連合(AU)の報道官は伝えています。15万人とも言われる難民の数は更に増える一方で、その人たちを援助する国際機関やN…

とりあえず、この一冊!

ここのところガッツリと個人的に書いてきたので本の紹介をしますね。つい先日…といっても先月下旬ですが…に出版されたのが、左の『連続講義 国際協力NGO―市民社会に支えられるNGOへの構想』(今田克司・原田勝弘編著、日本評論社)という本。連続講義 国際協…

「開発教育」とは何か?:その2

いくつかコメントを頂いたのでもう少し「開発教育」について書いてみようと思います。昨日も紹介した(財)開発教育協会はウェブサイトで開発教育の目的を「共に生きることのできる公正な地球社会の実現」としていると書きました。そしてそのために必要な目標…

「開発教育」とは何か?

昨日のブログを書き終えたあとに、使った資料などを整理しながらふりかえっていたのですが、改めて「開発教育」というものは難しいなぁと漠然と考えたりします。……と、今では普通に「開発教育」という言葉を使っているんですが、実際、これを説明しようとす…

ワークショップをする

今日は佐賀にワークショップをやりに行きました。(財)佐賀県国際交流協会さんが主催された、国際交流・協力セミナー「地域の国際交流・協力について考えてみよう」という講座に講師の一人として呼んで頂いて、前半1時間ほどをワークショップのファシリテー…

情報公開〜イラクでの虐待事件を巡って

アブグレイブ刑務所でのイラク人への米軍兵士による虐待が話題になったのが今年の4月終わり。その後も米軍によるイラク人の虐待がいくつも報じられていますが、アメリカの人権擁護機関である「アメリカ市民自由連合(American Civil Liberties Union:ACLU)」…

ネットワークNGOと開発教育

堅い話も続いていたので、久々に活動報告を。毎週3日ほどNGOの事務所で仕事をしています…というのは以前書いたでしょうか?覚えてないんですが、某国会議員が辞職に追い込まれたときに口にした「ワークシェアリング」というものに近いものがあります。もち…

水と援助〜企業のためのODA?

マレーシアの首都圏で水道料金が値上げされるという話を最初に聴いたのは9月21日のこと。こっちのブログにそのことを少し書きました。セランゴール州、クアラルンプール、プトラジャヤ地区で水道料金の2〜4%の引き上げを考えているというものでした。同時…

モノを送るということ

以前このブログに書いた"あいのり"について番組のプロデューサーの方からコメントを頂いて(ありがとうございます)、また逆に色々と考えたりしています。せっかくだから今日の番組を見て…と思ったのですが、今日は特に書くことはなかったです(笑。でもラス…

ペンとカメラ〜犠牲となったジャーナリスト

アメリカのNGO「ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists:CPJ)」が今年イラクなどの戦場の取材でなくなったジャーナリストが54人になり、過去10年で最も多くなったことを発表しました。このうち、イラクでなくなったのは23人。昨年より…

「慈悲喜捨」で考える国際協力

今日は、NGO福岡ネットワーク(FUNN)の連続講座「NGOカレッジ2004」の最終回を行いました。講師は、反差別国際運動(IMADR)の副理事長で、また大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター特認教授でもある、武者小路公秀さん。元国連大学副学長として、お名前を…

サッカーと経済制裁

先日行われた2006年ドイツ・ワールドカップのアジア最終予選の組み合わせ抽選会で北朝鮮と同じB組に入った日本。サッカーを「国技」として、国を挙げて取り組む北朝鮮はUAEを破っての最終予選進出で侮れない相手(というか、他のイラン、バーレーンも辛いで…

ダルフールと「世界こども白書」

スーダンのダルフール地方で起こっている紛争について、コフィ・アナン国連事務総長は「ダルフールの秩序は崩壊している」という報告を安保理に対して行ったといいます。政府と抵抗勢力との間の戦闘が激化し、新たな武装勢力が表れたこともあり、治安が極度…

"あいのり学校"に見る、援助者のいう「自助努力」について。

昨日のブログの終わりに書いた、本当は昨日書こうと思っていた(笑)、フジテレビの恋愛バラエティ「あいのり」が行っている"あいのり募金"の新しい展開についてちょっと気になるので書いてみようと思います。この募金の説明として使われている「皆さんから寄…

相対化と絶対化〜あいのり概論

やっぱり気になるフジテレビの恋愛バラエティ世界旅"あいのり"…というわけで今週も見入ってしまいました……って見事に嵌められてるんでしょうか?(笑) 今週も先週に続けてアフリカ大陸の中部、エチオピアの旅。…とその前に、前回の放送のことをブログに書い…

「国益」についてかんがえるとき。

先月ブログで紹介した新聞への意見広告。すっかり報告を忘れていたのですが、今月2日に毎日新聞紙面で行われました。これは、イラク意見広告の会さんのHPで見ることができます。まだ賛同金が足らないらしく、続けて募集しています。イラクへの自衛隊の派遣…

劣化ウラン弾を使う国、拒む市民

以前から何度か触れていますが、今日は僕が働いているネットワークNGOの主催事業である連続講座「NGOカレッジ」の第4回がありました。詳細は、近日中にまた書きますが、今日の講座のタイトルは「劣化ウラン弾と原子力発電所〜『核のゴミ』が兵器になるとき…

青年海外協力隊は今年がねらい目だった?

地方で国際協力やNGOの活動をしていてさまざまな所で出会い、またお世話にもなり、衝突もあるのが、JICA(国際協力機構)の事業で、海外に技術協力という形で国際協力に取り組む「青年海外協力隊」(以下、協力隊)の経験者の皆さんです。各県に一人はい…

地道にスーダン・ダルフール紛争のこと

欧州委員会は、スーダン、ダルフール地方における人道危機救済に3100万ユーロを追加支援することを明らかにしたそうです。今年、同委員会は2億1500万ユーロを合計で拠出していているとのこと(詳しくはロイター@Yahoo!ニュースを参照してください)。一昨年…

NGOで海外で働きたい!…うん、でも、ちょっと待って!

今日もいつも通り事務所で仕事をしていたら、1本の電話がかかりました。僕は他の電話をしていたので、別のスタッフが取ったのですが、その電話は「NGOに就職したい」というものでした。「実際に、海外の現場に出て仕事をしたい」という電話。実はこういう電…

"あいのり募金"で考える市民と企業の協働

昨日に続いてフジテレビのバラエティ番組「あいのり」の話です。"ラブワゴン"に乗って世界中を男女数人が旅する中で恋愛が育まれるこの番組。現在、アフリカ東部エチオピアを旅行中というのは、前に書いた通り。アフリカの社会の現実に向き合って厳しいこと…