スマトラ島沖地震募金追加情報と各国・日本の支援について

最初に新しいNGOの募金情報から。

■(特活)BHNテレコム支援協議会「スマトラ沖地震緊急支援募金

また募金に関するNGO団体の評価についての記事がブログにありましたので、海外のNGOではありますが、募金される方の参考にしてはいかがでしょうか。

☆「インド洋津波:評価機関による、主要慈善団体の効率性・透明性評価一覧」(ウェブログ『でこぼこ通訳ハジメ』内)

また地震救援情報については「スマトラ地震救援情報ブログ」をご参考に。

続いて、世界各国の支援についての情報です。日本は最後にあります。

アメリカは被災国向け支援3500万ドル(約38億円)に加えて、更に追加支援を実施する方針。(こちらのロイター@Yahoo!ニュースを参照してください。)また日米印豪での国際支援連合を結成することを明らかにしています(毎日新聞記事)。加えて、在沖縄の海兵隊からタイに部隊を派遣して救援活動を行う予定で災害派遣では最大規模になる見通し。

日米と連合を組むことになっているオーストラリアは当初予定していた1000万豪ドル(約8億円)から3500万豪ドル(約28億円)に支援額を増額。


イギリスはEU経由とは別に1500万ポンド(約30億円)の支援のための資金拠出を新たに発表(オーストラリアの支援のことも含めて、こちらの毎日新聞記事を参照してください)。さらに来年のサミット議長国であることもあり、先進国からの長期的な支援の検討も含めて更に考えることを表明。

ドイツ政府はインドネシアソマリアパリクラブ加盟国に持つ債務の返済猶予を検討しています。

国連緊急援助調整官室(OCHA)は加盟国に対して1億3000万ドル(約135億円)の緊急資金援助を要請、30日までに2億2千万ドルの資金援助があると述べた(詳しくはこちらの共同通信@Yahoo!ニュースを参照してください)。現在40ヵ国がこれに応答しているといいます。


日本は、緊急無償資金協力(ODA)として総額3000万ドル(約31億円)の支援を28日に発表。27日以降派遣された国際緊急援助隊(医療チーム、調査チーム)はその一環。またインドネシアスリランカモルディブへの緊急無償資金協力で、それぞれ食糧、医療関係機材、発電機やテント、簡易水槽や仮設住宅建設用資材のために51万ドル、また世界食糧計画(WFP)を通じてスリランカに食料援助など(詳しくは外務省ウェブサイト内のプレスリリースを参照してください)。

またジャパン・プラット・フォーム(JPF)[平成12年8月に設立]のNGOユニットに10億円を拠出する(時事通信@Yahoo!ニュース)。外務省に拠れば、「今回の資金拠出により、我が国NGOによる「顔の見える援助」が促進されることが期待される」としている(外務省ウェブサイト)。JPFにはこれまで、アフガン、ザンビアイラク、イラン、リベリアの緊急人道支援に平成13年7月以降、4回にわたって、38億9千万円を拠出しています。

共同通信の最新の記事では、この地震津波によってなくなった方は10ヵ国で12万人をこえたといいます(共同通信@Yahoo!ニュース)。日本人のなくなった方も14人が確認されました(読売新聞)。

被災者支援はこれからです。

9月に開設して以降、多くの方にご覧頂き、コメントやTBなどをもらいました。ありがとうございました。来年もできる限りこうして更新を続けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。スマトラ島沖地震津波被災者支援を始め、イラクのことや貧困問題など、まだまだ問題は数多くありますが、それらを皆さんと一緒に考えて、何かできれば素敵だと思います。

それでは、良いお年を。