現地スリランカからの報告〜スマトラ島沖地震・津波

ご心配をおかけして申し訳ありません。調子も徐々に良くなってきました。コメントやメールなどにてお気遣い頂きありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

今日は、先ほどメールにて届いたスリランカの被災状況を現地の人の来日講演・報告についてご紹介します。ご関心のある方は是非こちらの反差別国際運動(IMADR)日本委員会ウェブサイトより詳しい開催日時などをご覧下さい。

NGOの調査から帰国された方の報告会が今日から次々に行われていますが、現地の方の話を聞くというのは、この状態の中、あまりあることではないと思います。

インド洋大津波・緊急救援の現場から、スリランカの活動家が緊急来日
全国5ヶ所で被災状況を報告します」
〜東京、鳥取、大阪、彦根、堺(1/13〜)

インド洋大津波による被害は20世紀以降最大規模となり、少なくとも12カ国で15万人以上もの死亡が確認され(1月5日現在)、数万人の行方不明者が確認され、数十万人が住居や生活基盤を失い数百万人以上が避難生活を余儀なくされています。

そのような状況のなか、災害が発生した12月26日以降、自らが被災者であるにもかかわらず立ち上がり、貧困や内戦に苦しみ、社会的に排除されてきたことに加えさらに厳しい事態に直面している人びとの救援のために奔走してきたスリランカの活動家、ニマルカ・フェルナンド(IMADR理事長)が来日。スリランカの活動家から見た被災状況と現場のニーズを報告します。

被災地の人びとの中にも、いち早く立ち上がり懸命に努力している活動家がいるということを多くの皆さんに知って頂くと同時に、日本を含む国際社会はこの局面において何ができるのか、共に考えることができればと思います。
▼ニマルカ・フェルナンド(Nimalka Fernando)のプロフィール
 特に女性の人権に焦点をおいて活動するスリランカの人権活動家・弁護士。スリランカでは内戦に伴う国内避難民女性の支援、湾岸地域への移住労働女性の支援の他、国際的には人身売買撤廃にむけての地域的な枠組み作りのための活動やNGO間の連携の促進などにリーダーシップを発揮してきた。2001年の国連反人種主義・差別撤廃世界会議ではアジア太平洋地域NGOコーディネーターを務める。また、SAARC(南アジア地域協力連合)が2002年に採択した女性と子どもの人身売買に関する地域条約の起草や実施プロセスにもNGOとして積極的に関わっている。現在、多くのNGOの理事を務める他、スリランカにある平和と民主主義のための女性連合代表、IMADR理事長。

○各地での講演会・報告会の概要(1月8日現在)
東京(1/13)、鳥取(1/15)、大阪(1/17)、彦根(1/17)、堺(1/18)
→各地域の詳細は、こちらの反差別国際運動(IMADR)日本委員会ウェブサイトのなかにある「スリランカの活動家による緊急来日報告」(PDFファイルorDOCファイル)をクリックし、ダウンロードしてご覧下さい。