50年の節目に考える…

前にもブログの記事として書きましたが、今年で日本の政府開発援助(ODA)は50年を迎えます。外務省を初めとして、50年という区切りを持って、減り続けている予算獲得のためか、ODAについての喧伝が行われていますが(笑)、こうした情報がたくさん入ってくるのを良い機会として、改めていろいろと考えたいものです。

日本のODAのあり方について取り組んでいる政策提言NGOが、ODAを考えるシンポジウムをアジアを中心としたNGOのゲストを交えて行っています。福岡でも11日に開催されます。以下、情報を掲載しておきます。(詳細は実行委員会団体でもある債務と貧困を考えるジュビリー九州のHPに掲載されています。)

また東京は今日9日に上智大学で、京都では福岡と同じ11日に「ひと・まち交流館 京都」で行われる予定です。それぞれ、東京はこちらに情報が、京都はODA改革ネットワーク関西主催で、情報は共催団体・関西NGO協議会のページにあります。


★国際援助を考えるシンポジウム
 世界が語る日本のODA50年


日時:2004年10月11日(月・祝日)
   13:00〜17:00
場所:福岡市NPOボランティア交流センター
参加費:一般800円、会員・学生500円
(予約は不要です。会場に直接お越し下さい)

<ゲストプロフィール:>
*サンディープ・ペンセ博士VAK(Vikas Adhyayan Kendra)スタッフ
 VAKは1981年に研究者、知識人、社会活動家らにより設立されたNGO。人権や性差、最低限の生活保障、環境、宗教など社会の抱える問題を調査し、西インド地域においてコミュニティーの発展のためにさまざまな活動を行っている。
*ジャズミンダ・ルマン氏The Reality of Aid スタッフ
 The Reality of Aidは、ODAに関する調査・政策提言を行っている国際NGOネットワーク。南北双方のNGOネットワーク40以上が集まり、1993年に設立された。貧困撲滅や公正な社会形成のために、国内レベル、国際レベルで行うべき効果的な手段について研究し、各国政府や関係機関、NGOに対しさまざまな提言を行っている。    
*長瀬理英氏(特活)アジア太平洋資料センター 理事
 「日本人の暮らしのためだったODA」著者「ODAをどう変えればいいのか」編著者(共にコモンズ刊)。センター(PARC)は1973年設立。南と北の人びとが対等・平等に生きることのできるオルタナティブな(今のようでない、もうひとつの)社会をつくることをめざし、世界からの情報の収集・発信、研究、自由学校を中心とした教育、さまざまな講演会やワークショップ、政府や国際機関への政策提言活動など多様な市民活動を行っている。

+主催:ODA50年シンポジウムin九州 実行委員会
ODA改革ネットワーク・九州、NGO福岡ネットワーク政策提言委員会、水政策チェック、アジア開発銀行福岡NGOフォーラム、JVC九州ネットワーク、債務と貧困を考えるジュビリー九州)
+協力:NGO福岡ネットワーク