チョコレートで国際協力

冬が近づくにつれて、チョコレートがホントに美味しい季節になります。たぶん、それが理由で今僕のアゴにはニキビがひとつ…もういい年なんだけどなぁ(笑)。そんなチョコレートで国際協力ができるとしたら?−−乗ってくる人もいるかもしれませんね。そんなあなたに、東京で大人気というチョコレート店『ル ショコラティエ タカギ』をご紹介。

世田谷マダム御用達としても人気を集めているというこのお店を2002年にオープンした高木康政さんは、2000年にデザート店『ル パティシエ タカギ』をオープンした方。…と、てんでこうした情報には疎いのでわからなかったんですが、プロフィールをみると、フジテレビの番組『郁恵・井森のデリ×デリキッチン』に出演しているデザート担当の人だとわかって、「あー、見たことあるなぁ」という感じ(すみません)。

その高木さんが8年かかって作ったチョコレートでお店の主力商品である「キャレーショコラ」にアフリカの子どもの写真付きメッセージカードをつけて販売するそうです。きっかけは10年以上前にパリで修行をしていたとき、アフリカ人の同僚の生活が引き金になったといいます。同じ人間にもかかわらず存在する差異を認識し、自分も何かしたい…その思いが形になったのがこれだったそうです。

今回、高木さんに対して広報支援の要請をしたのは、子どもに焦点を当てて地域開発支援を行う国際NGO『フォスター・プラン』。この団体が行うガーナへの保健衛生支援で、来年中に建設する4つの井戸の内1基の建設費用、そしてその井戸の維持管理のための公衆や衛生教育など総額1万ドルほど。ガーナで深刻なこの問題解決にチョコレートが手を挙げたそうです。

メッセージカードに写った子どもたちの生活に、そしてその背後にある問題を考えながら、お仕事や勉強の合間にチョコレートでお茶をするという大切な時間になるかもしれませんね。