「不要」なものを外国に贈る?

不要リコーダー、異国の子どもに…福井・県国際交流協会(読売新聞)

南米ベリーズにリコーダーを41本贈る。これはJICAの青年海外協力隊で同国に派遣されている隊員からの要請に応えてのことだという。こうして現地にいるものが必要に併せて贈って欲しいという贈与支援は、単に一方的にものを贈るよりも良いが、この記事タイトルに「不要リコーダー」と書かれているのが、なんとなく産廃輸出的なイメージがあってよろしくない。ただ基本的には「自分で使わないから」とモノを贈るくらいなら、やはり現地の経済的な意味も含めて資金を贈ってあげる方が良いとは思う。これに関してはまたいつか別項で書きたい。

ちなみに青年海外協力隊といえば、こんな記事も。

海外ボランティア応募異変(読売新聞)

神奈川県の事例だが、「2007年度に応募した県民は、40歳以上が2年前より27%増え、20〜30歳代の青年海外協力隊は52%も減った」のだそうだ。記事にもあるとおり、団塊の世代の退職の時代に入り、彼らが国際協力に関わりたいと思ったとき、その場所を考える必要がありそうだ。

青年海外協力隊の虚像―天下りの温床

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