ミア・ファローらの「もう1つの聖火リレー」できず

米女優ら企画の集会中止に、ダルフール問題で中国に配慮か カンボジアAFPBB News
虐殺の地で中国に抗議デモ ダルフール問題で米女優西日本新聞
カンボジアで米女優ミア・ファローさんが反中デモMSN産経ニュース

S21。かつてリセとして使われていたこの場所を収容所としたクメール・ルージュ。現在は、トゥール・スレン虐殺博物館として、当時の虐殺の様子を伝える場所として、多くの世界中からカンボジアプノンペンにやってきた人たちにも公開されている。僕自身も足を運んだことがあるが、その様子は生々しく考えさせられるところが多数あった。この場所でデモを企画したのが、ユニセフの親善大使でもある米女優ミア・ファローさんたち。ダルフールのジェノサイド(大量虐殺)に中国が荷担しているとしてのアピール活動だった。しかし、上記記事にあるとおり、カンボジア政府が入館を禁止。その理由が「ポル・ポト政権時代に犠牲になった200万人を侮辱するもの」だからとのこと。そうだろうか?

ファローさんらは、「大規模虐殺を経験したルワンダアルメニアボスニアなどで中国に抗議の意思を示す「もう1つの聖火リレー」を北京五輪開会1年前の昨年8月から行っており、今回のデモもその一環」だったそうだ。

ポル・ポト 死の監獄S21―クメール・ルージュと大量虐殺

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