「国際協力に関する有識者会議」中間報告を提出

対アフリカODA強化を=中間報告で要望−外務省有識者会議時事ドットコム
ODA検討の有識者会議が報告書提出(TBS News i)
プレスリリース:「国際協力に関する有識者会議」中間報告について(外務省)

 政府開発援助(ODA)の国際協力に関する有識者会議(議長・渡辺利夫拓殖大学長)が中間報告書を提出。この有識者会議は「昨年3月、国際協力に知見を有する有識者の声を政策に反映させるため、外務大臣からの諮問を受け、国際協力の基本政策について幅広い視点から討議及び提言を行い、戦略性と効率性を重視した国際協力を促進するために立ち上げられたもの」であり、5月のTICAD4、7月のG8サミットにむけて外相からの要請を受けて提出されたもの。

 中間報告では、ODAが日本外交の源泉であるとして、「(1)国際協力の戦略性の強化、(2)アフリカ支援、(3)官民連携、(4)ODA案件の形成と実施上の課題、(5)国際協力の人材育成について提言を行っている」そうだ。内容については改めて目を通したい(こちらからPDFファイルがダウンロードできます。直リンクです。)

 なお、構成は下記の通り。


「国際協力に関する有識者会議」中間報告
第1章 戦略性:選択と集中
 第1節 国益と国際益
 第2節 選択と集中
 第3節 「日本型」のODA
 第4節 民間活力導入の「触媒」としてのODA
 第5節 気候変動問題への対処
 第6節 量の問題について
第2章 アフリカ支援
 第1節 日本の支援の意義
 第2節 アフリカ支援にメリハリを
 第3節 マルチ・ステークホールダーによるアフリカ支援を
第3章 官民連携
 第1節 連携から同盟へ
 第2節 官民連携が期待される事業
 第3節 長期的な推進体制
 第4節 NGOとの連携
第4章 ODA案件の形成と実施上の課題
 第1節 ODA供与体系の形成
 第2節 第四層について
 第3節 第三層について
 第4節 第二層について
 第5節 第一層について
第5章 人材育成