寄付サイトkiva.orgを体験してみよう。

寄付事業2.0となるか? kiva.orgの挑戦CNET Japan

 2004年に設立された寄付サイトkiva.org。それは夫婦のこんな会話から始まったという。

「貧しい国の人に単に寄付するだけでなく、お金があれば自立できそうな人に、寄付で集めたお金を無利子貸してあげ、それらが返却されたら、また、次の人へと貸していければ、もっとたくさんな人を助けられるのに…」

 そうして始まったkiva.orgは、「発展途上国に寄付ではなく、レンドするという発想」で事業を始める。これは「発展途上国では、資金援助を申し出ている人たちの大半が、1000ドル(US)もあれば事業を起こせるというところにレンドの意味がある」からだ。そして1000ドルも40人が拠出すればひとりあたりはわずか25ドルとなる。こんな風に仕組みが作られた。

kiva.orgでは、写真付きのビジネスプランをkivaの「LENDページ」で読み、この人に貸す(レンド)という人を見つける。ワンショットは25 ドル単位で受付けされる。レンドといっても、貸し主には一切資金は戻ってこない(ここもポイントだ)。しかし、帰ってきた資金をほかの人に貸せるというところが重要だ。考え方を変えてみると、ポイントを購入し、そのポイントを寄付すると、そのそのポイントが回りまわって、人を助けるという仕組みである。

 そして「kiva.orgの基本的な収益構造は、25ドルのうちから2.5ドルの寄付を促すサイトからの運用益」だ。

 寄付事業2.0と表現したこのコラムを入口にkiva.orgを体験してみるのはどうだろう?