ダルフール問題、和平協議難航

スーダンダルフール紛争に関する和平協議がアフリカ連合(AU)の仲介の元で進められていますが、以前として合意には至っておらず、結論が出ていないようです。なかでも、ダルフールにおける飛行禁止空域においてAUの妥協案をスーダン政府が受け入れ拒否しているということのようで、和平が成立しないまま終わる可能性もあることをAU側は指摘しているそうです。

ダルフール地方の難民、またそこから隣国チャドの難民キャンプへの支援をしている様々な団体やグループの情報がそれなりに流れていますが、以前として危機的な状況にあることはほとんど変わっていないようです。先日は、そうした難民キャンプにユニセフの親善大使として、女優のミア・ファローが訪ねたという記事が掲載されていました。

親善大使としては、以前は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使としてアンジェリーナ・ジョリースーダンを訪ねたという記事を紹介しましたが(こちらのブログ記事を参照)、こうして少しでもスーダンで起こっていることに多くの人が気付き、また関心を持ってくれるがためにこうしたこともまた必要だなと思うのです。

ちなみにイラクは今厳戒態勢とのこと。ファルージャ空爆にある一定程度の意味合いがあることはわかりますが、やはり犠牲になるのは多くの市民だということは、同じひとりの市民として認識していたいものです。

そしておそらくそれは今日本で起こっている様々な出来事、新潟中越地震の問題にも繋がってくるでしょう。それをどれだけリンクして考えることができるか?ということが、NPONGO、ボランティアの活動に繋がってくるのだろうと思います。