和平への道険し

アフリカ連合(AU)と国連が北ダルフールで未だに戦闘行為が行われているために食糧の配給が十分に行われていないといっていることが報道されました。スーダン政府と抵抗勢力2派との間で「休戦」の約束事が取り交わされているにもかかわらずのこの状況で、23日のロイターの報道でも、スーダン政府側は抵抗勢力との戦闘で死傷者が多数でていることを示す一方で、政府軍が行ったとされる戦闘行為は否定するという状況。もはやどれが真実でどれが間違いであるか?等ということをいうことはできません。

ただ、そのなかでもダルフール地方では数10万人が食糧支援に依存されていて、政府軍また抵抗勢力側がお互いに戦闘行為を行う地域には「難民」と化した人々が多く住み生活しています。そして犠牲になっているのは彼らもまたそうですし、僕たちはやはりその人たちのことを見る必要があるのだろうと思うのです。

イラクに目を移してみると、ファルージャでの戦闘行為のあと米軍は新たにバグダッド南西部のスンニ派抵抗勢力の拠点で掃討作戦を実施し、以前として「武力」に頼る「占領」を続けています。そして日本の自衛隊サマワで陣地に静かに息を潜めて税金を無駄遣いしています。そして、昨日のブログではないですが、また僕たちの税金はそうした無駄遣いに使われていきます。