地域の国際協力NGOも続々〜スマトラ島沖地震・津波被災支援

僕が普段関わっている福岡の国際協力NGOによる地域型ネットワークNGOである、NGO福岡ネットワーク(FUNN)所属団体が、スマトラ島沖地震津波被災に対する緊急支援として義援金の協力を求めていますので、地域からの発信ということでご紹介します。

タイで学校に行けない子供達への教育支援活動(里親活動)を行っているFUNNの正会員団体「くるんて〜ぷの会」が、タイのパートナー団体『ドゥアン・プラティープ財団』が行う子どもたちへの長期的な被災者支援に協力していくことになりました。財団では、災害で両親を失った子どもたちへの教育支援、ミルクの支給、心のケア、幼児センターの建設などを中心として、支援活動を行う予定とのこと。

財団の事務局長を務める、プラティープさんはタイの最大のスラムと呼ばれたクロントイ・スラムの出身で、同地で両親が働きに出ている子どもたちを預かって教えることから活動を始めました。1日に1バーツの文房具代で授業を行うこの活動から「1日1バーツ学校」と現地の住民からは呼ばれていたそうです。この活動により、「アジアのノーベル賞」といわれ、近年では「ペシャワール会」の中村哲さんも受賞した(平和・国際理解部門)、マグサイサイ賞による報奨金で財団を設立。現在ではタイの上院議員も務めています。

福岡でこの財団をパートナーに活動している「くるんて〜ぷの会」では、長期的なこの活動を支援するために、義援金募集を始めています。上記の同団体サイトへのリンクからトップページの詳細をご覧頂き、賛同できる方は義援金にご協力下さい。

振込先:郵便振替口座 01710-0-47228

名称:くるんて〜ぷの会

通信欄:スマトラ島沖大地震

全国の緊急支援NGOのスピードには及びませんが、日本各地で活動している国際協力NGOも、支援先のパートナー団体や村や町の現状に応じてこれから徐々にこうした具体的な活動が表れてくると思います。ぜひ、皆さんのお近くの団体の情報もまたこちらにTBやコメントなどによりお知らせ下さい。地域における信頼のもとで活動を続けるこうした団体の継続的な支援こそが、今後長いスパンで考えたときに、必要とされるのだろうと思います。