ガソリンは高いが、ボトル水も高い

ガソリンの値段が高騰しています。「石油製品市況動向調査で、7日時点のレギュラーガソリンの店頭価格が全国平均で1リットルあたり143・7円と前週比6・3円上昇した」そう(読売新聞)。久しぶりにバスに乗ってふと運転席の後ろを見ると、マイカーよりもバスで通勤する方が1ヵ月で約1万円安いということをを表示してました。ついでに自転車専用レーンなどの整備も含めて、エコな環境が整えばいいのですが。

水問題に関心があることがあって、ときどき水について話をさせてもらうことがあります。そのなかで「ボトル水は水道代の1000〜2000倍の値段がするのに売れている」こと、また人間が生きていくために必要な水がボトル水を見てみると、ガソリン代よりも随分高く売られていることも話をします。ただこのガソリンの高騰。モノによっては2リットルで100円を切るボトル水があることを合わせて考えてみると、そういう話もしにくくなりますね。

そのボトル水。こんな記事がありました。

水道水のペットボトル好評 札幌市“特産品”化目指す
 札幌市の水道水をペットボトルに詰めた「さっぽろの水」が観光客や市民に好評で、2005年度は16万本と全国の水道水でトップクラスの販売本数を記録、本年度も前年度の1.5倍ペースと販売数を増やしている。(以下、省略)
gooニュース(共同通信)

なんでも札幌の水道水は「支笏洞爺国立公園内から豊平川上流に流れ込む新鮮な雪解け水を取水している」そう。どっちにしてもいわゆるブランドなボトル水のみならず水道水まで売れるってのがすごい社会ですね。(【参考】札幌市ウェブサイト「札幌の水」、札幌市水道局「さっぽろの水」

水問題といえば、こんな記事もありました。

ジェイ・Z、世界の水問題解決のため国連に協力
米ヒップホップの大御所ジェイジーJay-Z、本名ショーン・カーター)さんは9日、国連本部で記者会見し、貧しい国々で安全な飲み水が十分得られない現状がある中、自分の立場を生かして若い人々に水を大切にするよう伝える意向を表明した。(中略)
会見では、もし自分が何か役に立てるとしたら何だろうと考え、水というシンプルなことから始めようと思ったと述べ、「若者はそういう問題が存在することを知らなければいけない」と語った。
世界では衛生問題や水不足により、防げるはずの病気で毎日4500人の子供が亡くなっているという。
Reuters.co.jp

ジュビリー2000キャンペーンやホワイトバンドキャンペーンなどもそうですが、有名人がその「立場を生かして」こうした問題に取り組んでくれるというのは心強いですね。ちなみにこのジェイ・Z、ブルックリン生まれで、3年間の刑務所暮らし、3度の銃撃戦を経験。ヒップホップ界のみならず実業家としても活躍中です。