限りなき義理の愛作戦!


「限りなき義理の愛作戦」。いい言葉ですね。これは今日講師としてお呼びした、日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)事務局長の佐藤さんが紹介してくださった団体のファンデーションの活動です。JIM-NETは、「イラクにおける小児ガン(主に白血病)医療支援」を目的に「緩やかなネットワークからスタートし、それぞれの団体が既に行っている支援の効率化、専門性を高めるための情報提供、交換を行」っている団体です。佐藤さんにはこの活動を通して、「国際協力プロジェクトマネージメント」、そしてまさにこのキャンペーンが象徴的なようにとても特徴的で素敵な「広報」について、実際の活動の話を通じて計4時間お話をしていただきました。

さて、この「限りなき義理の愛作戦2007」。昨年に続いて行われるこの作戦=キャンペーンはこのように紹介されています。

2月14日は聖ヴァレンタインズデー。日本中が義理も含めて愛でいっぱいになります。そんな愛を少しだけイラク白血病やがんの子どもたちに分けてあげませんか?

これは、「チョコ絵本」として、北海道の六花亭の「アーモンド・ヤッホー」というチョコレート5粒とともに、白血病の子どもたちが描いた絵、そして湯川れい子さん、酒井啓子さん、東ちづるさんのお話や解説がコラボレーションされたカードがセットになっていて3種類あります。このチョコ絵本の値段500円のうち400円が医療支援に用いられます。「チョコ絵本1冊が一人の子どもの1日の薬代」になるのだそうです。

発売は明日から…に先駆けて今日持ってきてくださったチョコ絵本を購入しました。男ですけど(笑)。本当は3種類欲しかったんですが、あっという間に売切れてしまって、事務局スタッフとしては泣く泣く残った1種類のみを手に入れました。

広報のユニークさでは群を抜くJIM-NET。しかも、ただお金を集めるだけではなく、現地とつながりながら、ともに行っているという印象を強く持ちました。活動とともにNGO関係者としてはそういうところも是非学びたいです。
皆さんも是非、義理でも本命でもこのチョコを通して『愛』をはぐくんでくださいね。

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