2007年10の最も報じられなかった人道危機
国際協力NGO「国境なき医師団」(リンクは同・日本)が、「2007年10の最も報じられなかった人道危機」を発表した。これは「アメリカのテレビニュースを分析するオンラインジャーナル、The Tyndall Reportを発行するアンドリュー・ティンドル氏の協力を得ながら、国境なき医師団が作成」したもので、「活動を通じて直面する数多くの人道的危機のうち、その深刻さに対しとりわけ報道される機会が少ないものを選定」しており、1998年からこの取り組みは始まっている。リストアップされた10の人道危機は以下の通り。詳細は同団体ウェブサイト(上記リンク)を参照のこと。
- 結核:新薬が試されないまま耐性結核が拡大
- 子どもの栄養失調:RUF(栄養食品)の活用で栄養失調を減らす
- コロンビア:紛争地帯で危険とともに生活
- コンゴ民主共和国:東部で状況がますます悪化
- ジンバブエ:政治・経済混乱で医療制度も崩壊
- スリランカ:内戦で民間人が戦火にさらされる
- ソマリア:危機に直面する避難民
- 中央アフリカ共和国:武力衝突で苦境に陥る一般市民
- チェチェン:人道危機はいまだ去らず
- ミャンマー:大幅に制限される人道援助
- 作者: 梅津ちお,国境なき医師団日本,早乙女勝元,山本耕二
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 大型本
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