アフリカ開発会議(TICAD4)行動計画の骨格

アフリカ支援、温暖化防止を柱に・開発会議の行動計画骨格(Nikkei Net)

これまでもこのブログで取り上げている、5月に横浜で行われるアフリカ開発会議(TICAD4)で、行動計画にむけた骨格が明らかになったとの記事。その中身は、「経済成長の加速や保健・教育などの「人間の安全保障」支援に加え、地球温暖化防止の支援強化策を柱とする」ほか、「日本のアフリカ向け政府開発援助(ODA)を今後5年間で、最大で3倍とする方針を打ち出すことも検討する」とのこと。

ODAで博士養成

博士養成、ベトナムから1千人 政府、ODAで受け入れ朝日新聞

来年度から約12年間の予定で、ベトナムからODAによる博士養成プロジェクトを行うとの記事。ベトナム側が求めるのは、「主に理系の分野で、情報技術(IT)、機械工学、素材、ナノテクなどの先端技術をはじめ、全般」だという。

ラオスに5億円の円借款決定

ラオスの投資環境整備にODA…制度改革支援で円借款5億円(FujiSankeiBusiness i)
日本政府、ラオスに5億円の借款供与(newsclip.be)
ラオスに対する円借款の供与について(外務省)

 日本政府はラオスに対して「「第三次貧困削減支援オペレーション(PRSO3)」の実施のため、5億円を限度とする円借款を供与する」。PRSO3は、2005年の第一次(PRSO1)、2006年度の第二次(PRSO2)に続いて、世界銀行との協調融資の形での円借款供与となる。供与条件は、供与条件(1)金利:年0.01%、(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)、(3)調達条件:一般アンタイドとのこと。内容としては、公共資源管理の改善や公共支出政策改善、そして、持続的成長の主要3分野における改革を支援するのが、PRSOの目的だ。なお、おそらくPRSO3の事前評価書はJBICのこちらのページで公開されるはず。

ラオスの開発と国際協力

ラオスの開発と国際協力

ペシャワール会の最近の活動(記事リンクのみ)

混迷の大地で:ペシャワール会の闘い/上 テロの隣で毎日新聞
混迷の大地で:ペシャワール会の闘い/中 医療と井戸掘削毎日新聞
混迷の大地で:ペシャワール会の闘い/下 緑を広げる毎日新聞
アフガン支援:伝統教育、精神的よりどころ「マドラサ」 福岡のNGO、東部で建設毎日新聞

医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む

医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む

最貧国にワクチンを提供する債券


最貧国にワクチンを提供する債券を3月に募集開始 大和証券J-CASTニュース
企業の社会的責任”で注目…大和証券が国内初ワクチン債(FujiSankei Business i)
開発途上国において命を救うワクチンの入手を促進する 「ワクチン債」大和証券:PDFファイル)
予防接種のための国際金融ファシリティ(IFFIm):2010年3月18日満期南アフリカ・ランド建債券(ワクチン債)大和証券:PDFファイル)

大和証券グループ本社は、世界70の最貧国にワクチンを提供する「予防接種のための国際金融ファシリティ」(IFFIm)が発行する「南アフリカ・ランド建て債券」(ワクチン債)を、2008 年3月10日から売り出す。調達した資金はGAVIアライアンスを通じ、開発途上国の子供たちへの予防接種や医療支援に利用する。
売り出しは、発行額が約210億円(14億南ア・ランド)。1口約14万〜15万円(1万南ア・ランド)から購入できる。期間は2年で、償還日は2010年3月18日。毎年3月と9月を利払い日とする。利率は年9.30%±0.50%(仮条件)。イギリスやフランス、イタリアなど7か国の政府が20年間にわたり拠出を約束している寄付金を、債券の償還に充てる。募集期間は3月17日まで。(以下略):J-CASTニュースより

 世界銀行の財務統括責任者は「資本市場を活用した、途上国の発展支援として予防接種を行っていきたい」と話しているが(FujiSankei Business i)、社会的責任投資(SRI)という言葉も流行っている昨今、確かに民間資金の利用を国際協力の舞台で生かす方法を模索することも大切だが、どこかしら違和感があるのはどうしてなんだろうか?もう少し、SRIはもちろん、企業の社会的責任(CSR)やこうした民間資金による国際協力のあり方に対して勉強しなければいけない。

おカネで世界を変える30の方法

おカネで世界を変える30の方法

アフリカ象を「間引き」?

南ア政府、アフリカ象を「間引き」へ 保護団体反発朝日新聞

 アフリカ象といえば、絶滅が心配される動物としてイメージされるが、保護政策のおかげでアフリカ各地で増えているそうだ。南アフリカでは毎年5%ずつ増えているそうで、大食漢で草や水を大量に摂取する象が増えることで生態系に大きな影響を与えるとし、頭数調整のために「間引き」することを決めたという。またケニアでも象が畑を荒らしたり、人を襲うなどの事件があり、頭を悩ませているそうだ。動物保護団体はそのやり方に異議を唱えているとのことだが、単に「間引き」するだけではなく、それが象牙という「資源」に関わる問題である以上、石油やレアメタルなどと同じ視点も含めて、単純に物事は考えられそうにない。今後の情報を待ちたい。

エレナ―我が心のアフリカ象 (EARTH FRIENDS)

エレナ―我が心のアフリカ象 (EARTH FRIENDS)

アフガニスタンで記録的寒波

記録的寒波で死者1000人超す 貧困のアフガン避難民ら東京新聞

 未だに平穏が戻らないどころか、混沌とした状態が続くアフガニスタンでは、記録的な寒さに襲われているという。女性や子どもたちを中心として、テントや廃墟で生活せざるを得ない国内避難民ら、1100人以上が亡くなり、積雪で救援物資も容易に届かないという。

アフガニスタンへの人道支援の情報は以下のサイトなどを参考に皆さんができることに関わってください。
▼Think the Earth || Think Daily -[ Emergency ] 緊急支援情報:アフガニスタン人道支援